年末に「ワイドビューひだ」に乗って高山に行ってきた

もう1か月前の旅行なんだけど、東海道新幹線で名古屋まで行って、高山本線を通るワイドビューひだに乗って高山で一泊して、翌日に富山へ抜けて北陸新幹線で東京へ帰ってくる、という一人旅をした。

高山本線の、山を縫い川に沿って単線をディーゼルが走り分水嶺を超えていくあの感じ、鉄道好きでなくともロマンを感じる。というかあれだけの山々を越えた先に高山という10万都市が存在することが衝撃的。関東平野で生まれ育った人間からすると信じられない。河川の堆積作用まじすげえ。

そんときの写真をいくつか。

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名古屋駅。年末ということもあり乗ろうとしていた列車は指定席が満席で、一本後の特急に乗ることに。

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名古屋から岐阜までの東海道本線の区間は、座席と進行方向が逆(この写真でいうと、車両は右に向かって進んでいるのだ!)。岐阜から高山本線に入るときにスイッチバックするのだ(びっくりした)。
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田園風景から、だんだんと山深くなっていく。川も細くなっていく。

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と思いきや、急に開けて美しい風景が現れる。日が落ちてきて車窓からの写真を撮るのが難しくなってきた。

高山駅に着いた時には真っ暗なうえに、とにかく寒い。写真撮る余裕なし。これでも今年は暖冬で、1年前の同じ時期は、大雪でそもそも鉄道は完全に止まってたらしい。

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翌朝。高山駅は絶賛工事中。待合室や切符売り場はプレハブ。

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アルプス展望公園「スカイパーク」から眺めた北アルプスと高山市街。とにかく高山が山に囲まれた街であることを実感する。

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高山駅の南側から東に向かって撮った。街割りも基本的に川と並行・直交しているので、市街のどこにいても、まっすぐな道、その先に山、という風景になる。

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宮川

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古い町並

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特急の改札を待つ乗客。ほとんどが外国からのお客さん。ぼくも特急に乗って富山へ向かう。

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昨日の、岐阜→高山の間では雪など全く見なかったのに、高山から富山に向けて走り出したとたんに雪景色。

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猪谷までがJR東海。猪谷より先(富山方面)はJR西日本。交代した乗務員もちらっと写っている。

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富山駅。着いたホームのすぐ横に停車中の新幹線の車両が見えた。

本当は金沢まで行きたかったが、時間の都合上、断念。だいたい計画通りにいかない。

みうらじゅんが、旅というのは自分の始末におえないと感じるぐらいでちょうどいい、みたいなことをどっかで言ってたが、まさにそんな感じだった。日本列島ってこんな起伏に富んでいるのか。なんて場所におれたちは暮らしているんだろう。