テレビを見る画面が小さくなったからコンテンツもそれに合わせないといけないんじゃね、ってキングコング西野とホリエモンが話してたよ
TOKYO MXの「QREATOR’S calendar」*1という番組でキングコング西野さんが「ひな壇をやめた理由」を話していたのが面白くて、鼎談*2相手のホリエモンもすごく納得していた。2人の会話を要約すると以下のとおり。
- バラエティーでひな壇が導入されたのは、テレビの大画面化が進んだから
- テレビの画面が大きくなったから、絵面として収まりがいいように画面に映る人数を増やしていった
- ところが今はスマホで番組を見る
- 小さい画面ではひな壇芸人が多数いると内容の良し悪し以前に見づらい
- 単に画面の面積の問題
- youtubeで人気のあるヒカキンとかみんな一人しゃべり
- テレビでも面白がられている番組は登場人物が少ない
- 3人以上いらない
- これから芸人はひな壇のチームプレーを鍛える必要はない
- グループアイドルの時代もスマホの普及によって終わる
これ、すごい。
バラエティー番組の現状を、とってもシンプルな、「視聴するデバイスの画面の面積」というハードウェア的な要因のみでズバッと説明してしまうの、すげえ。
出演者の人数が少ないバラエティー番組ってたぶんマツコ・デラックスの番組を念頭に置いてるんじゃないかな、と推測してみる。怒り新党、月曜から夜ふかし、アウトデラックス。NHKの新春テレビ放談でもマツコのすごさ話題に出てたしね。
マツコの番組が人気がある理由として、「客観的ではない」「マツコの目を通した」コメントを視聴者が求めていて、マツコのコメントだったら信用できるという安心感がある、みたいな説明をされてきたけど(もちろんそれらも要因としてはあるだろうけど)、それより何より、視聴者が見てる画面がちっちゃくなったから、ひな壇にごちゃごちゃ人がいるの見辛いから、という説明をしちゃうの、すごいクールだと思う。
この文章を書いている間にもいろいろ思い当たるフシが出てきちゃう。ちょうど、めちゃイケ終了のニュースが流れている。考えてみれば、めちゃイケも、映る人数、テロップ、ごちゃごちゃしてるイメージあるなぁ。しくじり先生はテロップごちゃついてないもんね(ひな壇的要素はあるけどメインは先生の一人喋りだし)
あと、「ワイプ」もなくなるのかも。ワイプの女王だった矢口真里さんがいなくなり、後継は小島瑠璃子か片瀬那奈かと言われてたけど、そもそもワイプ自体なくなるのかもしれない。ワイプじゃなくて画面全体でこじるりリアクション顔のアップをバーンて出したほうが絶対いいもんね。
実は「徹子の部屋」が最強だったりして。